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素性のわからん友達づきあいなんて……どんどんやれ!

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―「メイド喫茶元オーナー・ヒロN『脱・非モテ講座』」は、メイド喫茶元オーナー・ヒロN氏が、メイド服を脱いだ素顔の女の子と接して得たノウハウを非モテタイムズで教えるコラム。第106回です―

では、今回の質問。

「こんにちは。みーくんと言います。

ちょっと変わった質問かもしれませんが、馬鹿にせずにアドバイスお願いします。最近は、ネトゲーやSNS等で友達を作るという人も増えていますよね。私も学校で友達が一人も出来なかったので、SNS等で同じ趣味を持つ仲間を作りました。」

質問は以下のように続いています。

「ですがそんな仲間内では、私の本名や年齢等は誰も知りません。オフ会ではHNを名乗れば十分だからです。みな同じ目的の為に集まっているので、相手の素性を探るような空気はありません。一緒に飯を食ったり、冗談を言ったり、共通の話題で共感しあったり、一緒にイベントにでかけたりして、仲良くなった人もいるんですが、こんな感じの仲良くなり方で良いんでしょうか?

私は凄く口下手ですが、例えば「ゲームの話」みたいな狭い枠内では辛うじて会話も可能なので、そこで何とか頑張ってはいるのですが」

僕は、ヒトのことを馬鹿にしたりは絶対しないよ! このコメントを読んで、結構、このヒトいい奴だなあ、と僕は好感を持ちました。自分は話ベタであると、素直に認めながら、それでも、なんとか友達を作って楽しく生きよう、というふうに前向きに考えているところがいいなあ。

で、趣味の仲間だけで、しかもハンドルネームだけで、実名を明かさないような友達だけしかいないという、自分の他人との付き合い方はこれでいいのだろうか?という質問でしたけど、これは、あくまでも、僕個人の意見ですけど、まずは、いいんじゃないでしょうか。

というより、面白い時代になったなあ、というのが、正直な感想です。僕が若い頃は、ネットはおろか、携帯なんてものもなくて、見知らぬ女の子と掲示板で知り合いになるなんてことは全くなかった。

だから、例えば、学校で同じクラスになった、同じ部活になった、職場で知り合った、とか言う、実際に、身近にいて話をするヒトと仲良くなるのが当たり前でした。逆にいうと、東京に住んでいて、北海道のヒトと仲良くなるなんてことは、まずなかったし、同じ趣味のヒトで友達になる、なんてことにも限界がありました。

それが今は、ネットや携帯で、地域や年代を越えてヒトと交流ができる。会うはずのないヒトと友達になれる。素晴らしいことだと思う反面、実名で、本当の自分をさらけ出したつき合いが苦手とか、そういうことが全然出来ないヒトが増えている感じがします。

この質問の方も、それを自分で不安に思っているから、僕に、「いいのでしょうか?」と聞いてくるのでしょうね。変なことを言えば、女の子との付き合い方だってそうです。

僕が、若い頃は、女の子が本番してる動画なんて見ることが出来なかった。つまり、女の子がエッチしてる姿なんて、まず、普通の男子が目にすることなんてなかった訳で、だから、女の子に対する気持ちの持ち方も違ってたと思います。

そういうふうに、テクノロジーの発達とかで、ヒトの気持ちも変わってくるはずです。

だから、ヒトとの関わり方も、友情も、愛情だって、変わってくるのだと思います。それはいいことだとか、悪いことだとかいう問題でもない。ネットで出会って、ネットで仲良くなって、結ばれるカップルだって、今はいっぱいいるでしょう。僕たちは、そういう環境の中で、いかに、自分が気持ちよく、楽しく生きるかを考えればいいんだ、と思いますね。

ただね、僕は、こう思います。リアルな友達とネット的な友達と、片方だけではなく、両方持った方が、より人生楽しいんじゃないかな、と。それから、やっぱり、彼女とか恋愛は、リアルな肌と肌とのふれあいとか、心と心の深いところの結びつきだから、やっぱり本当の恋愛は、リアルな中にあるはずだと思いますよ。

でも、まずは自分にできることから始めればいいんで、今、君が、そういうハンドルネームだけでの付き合いでも楽しいのならそれでいいのじゃないかなあ。要は、前向きに生きること。

僕のお店のコンセプトは「オープンハート」でした。年頃の女の子と年頃の男子が、心を開いて出会う、集まる、そして、楽しい時間を過ごす。そんなお店であってほしいな、ということで、そういうコンセプトを立てたのです。

メイド喫茶も、ある意味、架空のお話みたいなところがあります。メイドは、店でも源氏名を使っているので、本名ではありません。

でもね、本名でなくても、そこには、生身の女の子がいる。女の子が笑ったり、お喋りしたりしている。普段閉じこもりがちのヒトが、そういう場に来て、「あ、女の子って可愛いな」「女の子とお喋りするって楽しいな」と思ってくれて、オープンハートな気持ちになってくれればいいなと思ったのです。

メイドたちは、お客さんの本当の彼女じゃありません。でもね、人間、いろいろなつき合い方や触れ合いのカタチがあっていいと思います。だから、このコメントのヒトにも、そんなことを気にしなくてもいいよ、今出来た友達と楽しく時を過ごしていいんじゃないかな、と僕は言いたいです。そして、その中で、そのうちに、本当に、リアルな友達や彼女を作る気になれればいいんだと思います。

そういえば、僕が、このヒトに、こんな話をする機会が出来たのも、ネットのおかげですよね。

さて、次回は、こんなお話をいただいたので、一緒に考えてみましょう。

「僕は、本当の恋愛という感情がわからなくなりました。だって、そのヒトを本当に好きになるには、そのヒトのことを知らなくちゃならないし、知るためには、付き合わなければならないし、でも、付き合うには、そのヒトのことをわからなければならない。じゃあ、どうやって恋愛をするの?恋愛なんてできないじゃないですか。もう無理だ!」

たまごが先かニワトリが先か。なんてね。さて、この禅問答みたいな話、あなたは、どう考えますか?

(ヒロN)

※ヒロNさんに相談したいお悩みがございましたら、下のコメント欄からどしどしおよせください!(非公開にしたい人はそのように付け加えてくださいね)

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ヒロN
コラムニスト。コピーライター。プランナー。1958年生まれ。生物学的にはおっさんですが、精神年齢的には、中学生程度です。2005年から2008年 までメイド喫茶を経営。その経験を活かし、「女の子の取扱い説明書」なる本を書きました。著書「メイド喫茶元オーナーが書いた女の子の取扱い説明書」「男 のダイエット」「脱力系シニアライフのすすめ。」(いずれも無双舎刊)

・ヒロN氏のブログ 「ヒロN式!

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